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褥瘡対策について(最新)

2025.07.02

東大泉病院 褥瘡対策インフォグラフィック



質の高いケアへの挑戦

東大泉病院は、療養型病院として患者様のQOL向上を最重要課題と捉え、褥瘡対策に組織的に取り組んでいます。

 

成果を支える3つの柱

データ改善の背景には、当院独自の体系的なアプローチがあります。

🤝

専門医を核とした
チームアプローチ

専門医の的確な診断と指示のもと、多職種が連携し、病棟の担当者がケアを主導する体制を構築しています。

皮膚科専門医 (週1.5日)
多職種褥瘡対策委員会
各病棟の褥瘡委員
💡

病棟主導で探求する
ケアの質向上

常に最善のケアを目指し、スタッフが主体となって新しい知識や技術、効果の高い製品を積極的に導入・評価しています。

体圧分散寝具

モルテン社・ケープ社製品を評価・選定

創傷被覆材

ハイドロサイトADジェントルを有効活用

洗浄・デブリードマン用製品

ウンドクロスで創に優しいケアを実践

【新規導入】ロンボピロー

専門的ポジショニングで安楽性を追求

📈

データと指摘を活かす
継続的な改善体制

データや外部からの指摘を真摯に受け止め、PDCAサイクルを回すことで、継続的に業務を改善する文化が根付いています。

  • 監査への迅速な対応:本部業務点検の指摘を受け、褥瘡回診の体制を迅速に改訂。
  • 課題への具体的対策:持ち込み褥瘡に対し、栄養状態(アルブミン値)の重点的観察を徹底。
  • 明確な管理体制:ケア用品の管理責任者を各病棟の褥瘡委員に定め、責任の所在を明確化。

 

今後の展望

2年以上の治療を経て褥瘡が完治した事例や、病棟単位で褥瘡患者ゼロを達成した成果は、まさにこのチームアプローチの賜物です。今後も、患者様の高齢化や重症化という課題に真摯に向き合い、病院一丸となって褥瘡対策を推進し、すべての患者様が安楽に、そして尊厳を保ちながら療養生活を送れるよう、最善を尽くしてまいります。

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